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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2019

ノリノリ、ノリスが小学校へ

ここは沖縄。エメラルドグリーンの海に、ノリノリノリスが、ますますノリノリ。美しい海岸線を左手に見ながら、車を走らせること約20分。

昨年覇者のショーン・ノリスが本戦を2日後に控えた5日火曜日に、開催コース近くの地元・国頭郡恩納村の安富祖(あぶそ)小学校へ、スナッグゴルフを教えに行った。

自身もまた、一児のパパ。
昨年大会の直前に生まれたジェイデン君は、先週から妻のキャンデスさんと、おばあちゃんのジョーンさんと一緒に”初来日”。
1歳の誕生日を迎えたばかりの可愛い盛りに、キャッキャと声援を受けて、メロメロパパ。
この日、出会った児童にそんな我が子の姿を投影して、レッスン会にも熱が入った。
188センチの長身をかがめて、子どもたちに目線をあわせて「自分の子どもにも、こうして教える日が来るのが楽しみ」と、ウキウキした。

大会は13年の第1回から開催地の地元小学校へ、毎年スナッグゴルフのスクールセットを届けて、交流と普及につとめてきた。
17年から会場をここ「PGMゴルフリゾート沖縄」に移した際には当時の選手会長で、大会ホストプロの宮里優作が率先して寄贈活動を推し進め、生まれ育った沖縄に育成の種をまいてきた。

今年、その役を引き継いだノリスもまた「君たちには一杯大きな未来が待っています。自分を信じて努力して、頑張ってください!」。
地元沖縄の子どもたちに希望を託した。

今年7月に、父親のパトリックさんを亡くしたばかり。
「皆さんの笑顔が僕を元気にしてくれました」としみじみ。
この日の出会いが悲しみをも溶かしてくれた。

「沖縄が好き、コースも好き。ここでもう一度、優勝杯を持ち帰りたい」。
連覇の思いも、ますます増した。

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