Tournament article
SMBCシンガポールオープン 2019
晩餐はチキンライスに決まり!! タイのサクサンシンが、ケーシーと暫定首位に
初日から、同組で回った2人。
世界ランク24位のケーシーは、「アジアにも良い選手がいる」。昨年覇者のガルシアや、若いフィッツパトリックはいうまでもなく、通算7アンダーで並んだタイ出身の若者を、強敵に加えた。
24歳のサクサンシンは、昨年の亜ツアー最終戦「インドネシアンマスターズ」で、3勝目を飾ったばかりで勢いもある。
この2日間は、目前のケーシーの飛距離や好プレーに感嘆のため息をつきながらも「自分のゴルフができた」とマイペースに、圧倒されることもなかった。
むしろ「ケーシー選手のプレーを見ることができてよかった」と良いイメージを焼き付けたまま、宿に帰ってコーチと復習をする。
「今日は大切なところでフックが出た。明日にむけて直さないと」と課題の克服とともに、ローカルフードの晩餐で、タフなこの2日間の疲れを癒すことも重要だ。
シンガポールでも日本のコンビニは、大人気。
「でも今日は、セブンイレブンで済ませるのはダメだね。“チキンライス(※)”がいいかな?」。
日本食にも目がなく、シュークリームが大好物という食いしん坊。栄養たっぷりの食事で週末の英気を養う。
この日18日は、初日に残した第1ラウンドを終えてすぐにまた、コースに出たケーシーもサクサンシンも、幸い第2ラウンドは無事にホールアウトできたが、初日のうちに、第1ラウンドを済ませた選手たちが今度は、この日ほとんどのプレーを残して、3日目以降も早朝7時30分から、競技の消化に追われることになる。
「長い1日で僕もかなり足が疲れてる。早く休まないと」と、初めてのシンガポールで勝利を狙うケーシーにとっても、悪天候とのシビアな戦い。「明日はプレーを終了できますように。そして、日曜日も18ホール回ることができればアメージングだね」。
祈るように話した。
※チキンライス…お米と下味をつけた鶏肉を一緒に調理し、ひとつの皿に盛りつけたシンガポールの名物料理。ニンニクや生姜、ごま油などスパイスの効いたタレをつけていただく。絶品。