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ZOZO CHAMPIONSHIP 2019
主催者のみなさんに、選手たちが感謝
「すごい瞬間を、自分も目の前で見られて感動です」。
大勢のギャラリーと、感激を共にした。
予選ラウンドは、初日はそのウッズの2つ後ろの組でプレー。
今季は初メジャーを踏んだ全米オープンから全英オープンと続いて、世界舞台を経験済みだが改めて、度肝を抜いた。
「唖然とするようなショットを見たり、今の自分には、とても太刀打ちできないようなショットに驚いたり」。
日本で初めて開催される米ツアーは日本の選手には、日ごろから親しみのある日本のコースではあっても堀川にはやっぱり、そこは最高峰の舞台に変わりなかった。
レベルの高さを目の当たりして打ちひしがれたり、「そこを目指して努力をするイメージが出来たり。推薦を頂けたからこそ得られたチャンス。本当によい経験をさせてもらった。前澤さんには心から、ありがとうございますと言いたいです」。
推薦に尽力してくださった主催のZOZO創業者の前澤友作氏に、改めて感謝を伝えた。
先の台風に続いて地元千葉県はこの週、記録的な豪雨に見舞われ再び甚大な被害を出した。
会場の習志野カントリークラブも例外なく、特に10番ホールはフェアウェイが水没。
3日目の第2ラウンドでは緊急措置で、140ヤードと国内ツアーではもっとも短いパー4が誕生。
超サービスホールで1日最多の16個のイーグルと、52人がバーディ、パーはわずかに8人など、またとないデータも生まれたがそれも1日だけ。
4日目には何事もなかったかのように、再び当初のパー4で行われた。
石川遼は、「あれほどの被害を出しながら、コースが元通りに回復していることが驚き。無事開催できたのは、コースのみなさんのおかげです」と、感謝と労いをこめた。
予選2ラウンドを、初めてウッズと回る好機を得た小平智。
「憧れの人と一緒で緊張もあったんですけど、その中でもしっかり回れたことは自信になりましたし、日本にこれだけの選手が世界から集まったことはファンのみなさんだけではなくて、僕ら日本の選手にとっても凄くいい刺激になった大会。開催してくださったZOZOさんには本当に感謝したい」。
日本で初めて行われた米ツアーの記念すべき1回目は波乱万丈の展開の中でも、選手たちをも感謝と感動の渦に巻き込み無事、終了した。