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elite grips challenge 2019
やることはやりきったが悔しさが残る阿久津未来也
「最終日のゴルフの内容的には悪くなかったと思います。16番ホールでリーダーズボードを見たときに、カーミスが11アンダーで自分が9アンダーだったので2打差があることは確認しました。それで16番ホールで8mくらいのバーディパットを入れることができたのは自分でも評価できるし、17番、18番で獲れれば13にできると考えていました」。
17番をパーで終えてカーミスに1打ビハインドの10アンダーで迎えた最終ホール。阿久津自身は緊張というほどの緊張はしていなかったというが、それでも左のバンカーを嫌がって右の池に入れてしまった。
振り返るとここで2つの選択肢の分かれ目があった。一つはクラブチョイス。18番ホールのティショットはこれまでドライバーを使っていなかったが、最終日のピン位置だと2オンのイーグルもあると考えてドライバーを手にしたのだ。もう一つの選択肢は、ドライバーを握るにしても右の池だけは避けるという方法だ。ゴルフにおいてタラレバは禁句だし、どの選択が正解だったかはわからないが、今回の経験を阿久津自身がもうワンランク上のレベルに上がるきっかけにしてもらいたい。