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JGTO Novil FINAL 2019
パットに開眼した上村と小斉平が好スタート!
7バーディ、ノーボギーでラウンドした上村は先週のオープンウィークに地元の鹿児島に久々に帰省し、心身ともにリラックスできたとのこと。
「3週間ぶりに帰りました。それでちょっと休めたのが良かったのかもれません。ここまで4戦連続で予選落ちだったので」。
復調の兆しを掴んだ要因は、実家に帰れたことに加えて、握り方を変えたパッティングにあるようだ。
「普通に握るんじゃなくて、右手と左手を離して握るやり方を月曜に試したら、感じが良くて、今日もそのままでやったら入ってくれました」。
右手と左手を離して握ることで、ヘッドを真っ直ぐ動かしやすくなったとのこと。実は上村は以前もこの握り方をやった経験があったが、前傾が深くなるため腰負担がかかり、長時間のパッティング練習ができないとの理由でやらなくなっていた。それを急に思い出して取り入れたら、予想外の好結果に導いてくれたというわけだ。
一方の小斉平は打ち方ではなく練習量でパッティングを復調させた。
「久々に練習用のパターマットを買って、家で練習するようにしたんです。昔はよくやっていたんですけど、久々にやったら難しくて」。
家にいる時はできるだけパッティングの練習をするようにしているとのこと。もともとパッティングが得意な小斉平だが、今シーズンは何かフィーリングが良くない。もしかしたらそれがショットへも悪影響を与えていたのかもしれない。この日の小斉平は1イーグル、6バーディ、1ボギーという内容。本来のリズムと取り戻した小斉平が、一発逆転で来季のツアー出場権獲得を狙う。