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HEIWA・PGM Challenge II 〜 Road to CHAMPIONSHIP 2019

阿久津未来也 試合ができることの感謝の気持ちを伝えたかった!

3日間通算3アンダーの31位タイで今週の大会を終えた阿久津未来也。このような内容のことを記事にされることを本人は望んでいないと思うが、プロとして試合に出場できることへの感謝の気持ちを表すため阿久津がとった行動について少し触れたいと思う。

ご存知の方も多いと思うが、今週の「HEIWA・PGM Challenge II 〜 Road to CHAMPIONSHIP 2019」の舞台となった若木ゴルフ倶楽部がある武雄市は8月末に起きた九州北部豪雨により大きな被害が出た。当初は開催も困難な状況の中、コースのスタッフ、ボランティアの方々の協力などがあって無事開催することができた。
阿久津はその感謝の意味を込めて今週の獲得賞金を武雄市に寄付することにした。
阿久津自身、8月末の豪雨の時、ツアーの「RIZAP KBCオーガスタ」に出場するために福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部にいた。その恐ろしさを経験したこともあり、今回のことを試合に入る前から決断していたという。
「自分なんかが、自分のような立場の人間がと言われるかもしれませんが、何かできないかと考えて決めました。金額は小さいですけど、ゴルフだけじゃない何かをしたかった。芥屋の時もトーナメントが本当に開催できるのかという状況の中で開催していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいになったんです。改めて、プロとして試合ができることに感謝しなければならないなと」。
今後もプロゴルファーとして多くの方々に勇気を与えるプレーを見せてもらいたい。

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