彼の名前はデバルバ・ガブリエレ。身長１８０センチの長身で、端正な顔立ちはツアー会場でもひときわ目立つ存在。そんな彼に話しかけると返ってきた言葉は流暢な日本語。しかも関西弁だ。
ガブリエルは父親がイタリア人で、母親が日本人のハーフ。生まれも育ちも日本で兵庫県の西宮在住だ。
ガブリエルは昨年のプロテストに合格して、今年がプロ初年度ということになる。クオリファイングトーナメントはサードで失敗しているため、今年は出場できる試合が限られている。6月の大山どりカップに出場し、そこで９位タイに入り、今週の出場権を得た。
「今後の予定が決まっていないので、今週も１打でも良く回って上位に入って次の試合に出られるのが最高ですね。飛距離が出るタイプではないので精度良く打っていって、グリーン周りで勝負するスタイルです。スコアが伸びる気配もあるので、一つでも多くバーディを獲れるように頑張りたいと思います」。
今週は関西開催ということで自宅から通いとのこと。ある意味で地元のような感覚で大会に挑むことができるだけに、好成績が期待できる。