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ダンロップフェニックストーナメント 2020
今年は凱旋! 陣一朗の陣中見舞い
大会では毎年、スタッフ用の炊き出しテントが会場の片隅に設置される。大会テーマカラーにちなんで、「グリーンエプロン」と呼ばれて、関係者やキャディに交じって、主催のスリクソン契約プロなども利用して賑わうが、コロナ禍の今年は飲食スペースに、分厚い透明ボードが設置されるなど、ものものしい雰囲気。
例年とは何もかも様相が違うが、ホスト選手たちの細やかな心遣いは変わらなかった。
毎年、差し入れリストでいっぱいになる頭上の壁。
先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、劇的ツアー初優勝を飾った香妻陣一朗は今年、フルーツの盛り合わせにスタッフへの日ごろの感謝をこめた。
仕込みのため、早朝から夜遅くまで、厨房の電気が消えることがないが、調理スタッフの一人は「香妻選手をはじめ、出場選手のみなさんから毎年、暖かいお心遣いいただき私たちも頑張れます。みなさんのおかげでお料理のメニューも増えて、本当に助かっています」と、話していた。
香妻にとって開催地の宮崎県は、中・高校時代を日章学園で過ごした準地元。
第二の故郷で、2週連続&ホストVなら、恩返しも余りある。