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PGM Challenge II 2020
行列とサウナ―! 復活を期す2人の35歳が好位置
北村晃一と小池一平は、6アンダーの好スコアを記録しながら、まったく同じコメントを並べた。
「スコアは良かったですが、内容には満足していない」。
北村は、いきなり1番から3連続を奪うなど、計7バーディ(1ボギー)のスタートダッシュ。16番では7メートルの長いチャンスを沈めるなど「パットの調子はいいですけど、ショットはよい時が100とすると40点くらい」。
内容には不服ながら、上手にスコアをまとめてきた。
お父さんは”行列のできる弁護士”で有名な、北村晴男さん。
17年の初シード入りでアピールしたが、18年の賞金ランキングは73位にとどまり、1年で手放してしまった。
小田孔明が率いる九州の”チーム孔明”の一員。コロナ禍でも感染防止を徹底した合宿や、地元の地区オープンなど、チーム揃って積極的に参戦。
試合勘を切らさずに過ごしてきた。
本調子ではなくとも”主戦場”での開幕戦で、初日からきっちりと好位置につけてきた。
まずは、復活への第一歩。
「今週は1日5アンダーで、15アンダーでの優勝かなと思っている。明日も4アンダーくらい目指して頑張ります」。
そして小池は、「今日はラッキーの連続だけで、まったく手応えのないゴルフでした」と言ったとおりに、13番パー4のイーグルは、52度を握った110ヤードの2打目がカップイン。
「ほかにも、長いパットが入ったり、そんなのばっかりでした」と、こちらもまた内容には不服の「64」。
「明日は、少しでも気持ち的に納得のできるラウンドをしたい」。
小池も15年に、初シードを果たしたものの、17年にレギュラーツアーを陥落。今季は、コロナ禍での復活を目指す。
異名は”山梨が生んだサウナ―”。
「今日も行きますよ」。
スーパー銭湯で初日の不満もさっぱりと、残り2日に挑む。
【第2ラウンド】
<放送日程>9月17日(木)午前9時ー午後6時(予定)
<放送チャンネル>SPORTS LIVE番組URL