19年の「日本ゴルフツアー選手権」に続く2シーズンぶりのツアー2勝目は逃したが、症状の軽減を感じられる2位だった。
一昨年末から、「フォロースルーで意図しない動きが出る」などとパットの病いに苦しんできた堀川未来夢は通算13アンダーの首位から出て、2バーディ1ボギーの「71」。
1.5メートルのチャンスを決めきれなかった13番や、3メートルを逃した14番など「勝負どころで入らなかった」と、悔しがったが、7メートルを沈めた7番や、2メートルを残した17番ではきわどいパーセーブをしのいでガッツポーズも見せた。
「昨日までと違って、硬くて、滑るような感じだった」と、序盤こそ速さに加えて硬さも増したグリーンに苦戦したそうだが「途中からラインも読めるようになった」と、最後まで混戦に食いついた。
「完成度は7、80パーセントくらい」と、満点とはいかなくても「症状としては、わりと収まっていた」と、今年の自己ベストで回復の兆しを感じることはできた。
「これを続けていけば先は明るい」。
完全治癒の日も近い。