来季の出場権をかけた闘いは、26日の予選ラウンド終了をもって、まずは19人のシード落ちが決定した(下記一覧)。
予選落ちを喫した藤田寛之と藤本佳則、塩見好輝のほか、16人は外国籍の選手で、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、昨年9月に再開し、20ー21年に統合された今季、出入国制限などで、出場できなかったことなどが、要因に挙げられる。
なお該当選手には「新型コロナウィルスによる入国制限保障」が適用される。各選手の状況によって後日、来季出場可能な試合数を決定することにしており、今季と合わせたそこでの獲得賞金額が、20ー21年賞金シードの65位の獲得賞金額を満たした時点で、来季の残りシーズンの出場資格を獲得できる。
26日の予選ラウンド終了を経て、いったん幕引きした来季のシード権をかけた争いは、いよいよ、27日からの決勝ラウンド2日で完全決着する。
片山晋呉と共に、昨年まで現役最長となる23シーズン連続保持を続けてきた藤田は、賞金シードを失って、改めて「プロゴルファーの勲章」と、表現した。
その年のトップ65人のみが得られる誇りと尊厳を賭けた闘い。
賞金ランキング63位で大会を迎えた木下裕太は2日目にホールインワンを含む1日2イーグルで、決勝ラウンドに残った。
「上を見てやるだけなんで、ビビらず、ダメならダメでうまく切り替えて、攻めていきたい」と18年の初優勝で獲得した出場権の保持に気を引き締めた。
大会2位で決勝ラウンドに進んだ今野大喜や、同4位の亀代順哉は、それぞれ賞金ランク78位と同69位から、逆転の初シード入りを目指す。
今野は首位と4差の通算11アンダーで、自身初の3日目最終組に入ったが「緊張せず、コースと向き合い、自分がやれることをやれば結果はついてくる」と、平常心につとめる。
また通算9アンダーからの上昇を期す亀代は、「最終戦でどれだけ力を出せるか準備をしてきた。あとは自分との戦いをどれだけ楽しめるか」と、笑顔で話した。
1年でもっともシビれる4日間も、残り2日。
<予選ラウンド終了時点の賞金シード喪失者>
・G・チャルングン(公傷による特別保障制度申請)
・藤田 寛之(生涯獲得賞金25位以内の資格保持)
・J・クルーガー(2019 年優勝者の資格保持)
・J・ジェーンワタナノンド(2019年優勝者の資格保持)
・塩見 好輝
・D・ブランスドン
・梁文冲(リャンウェンチョン)(公傷による特別保障制度申請)
・B・ケネディ
・M・ヘンドリー
・R・ジョン
・M・グリフィン
・P・ピーターソン
・崔虎星(チェホソン)(2019年優勝者の資格保持)
・姜庚男(カンキョンナム)
・金庚泰(キムキョンテ)(2019年優勝者の資格保持)
・B・ジョーンズ(2019 年優勝者の資格保持)
・藤本 佳則
・朴相賢(パクサンヒョン)(2019年優勝者の資格保持)
・W・J・リー
<放送スケジュール>
13:30ー14:00 テレビ高知(ローカル・LIVE)
14:00ー15:24 TBS系列28局全国ネット(LIVE)
19:30ー20:54 Round 3 BS-TBS(VTR)