Tournament article

関西オープンゴルフ選手権競技 2021

竹山昂成(たけやま・こうせい)さんがアマ最上位に。松山、金谷の後輩

松山さん、金谷さん、ローアマ獲りました!!©JGTOimages
予選通過を果たしたアマ7人の最上位で4日間を終えたのは、東北福祉大4年の竹山昂成(たけやま・こうせい)さん。

初日「73」→「66」→「70」。そして最終日は風が吹く中で健闘の「69」をマーク。
通算6アンダーの16位タイで、ローウェストアマチュアを獲得し、「プロの試合で初めての決勝進出で、こうして賞をいただけたのは、自信になります」。

今大会はツアー初出場の2013年から数えて3度目、ツアーは5度目の挑戦で、初の栄冠をつかんで喜んだ。

4月のマスターズ。大学先輩の偉業は、ちょうどチームの合宿中だったという。
みんなで早起きして、「コースのテレビで応援した」という。
「途中、ちょっとドキドキしましたけど、勝ち切られて。この日のためにどれだけの努力をされてきたか。そう考えて、本当に感動しました」。

快挙の日の練習ラウンドは、チームみんなで浮足立ったという。

帰国するたびに部活の練習に参加し、指導してくれるという松山。
「今まで本当にたくさん教えていただきましたけど、松山さんに言われたことは、すべて覚えてます」と、竹山さん。

「でも…」と笑い、「松山さんは、僕のことは覚えていないと思います。まずは、松山さんに存在を知っていただけるくらいの活躍がしたい」。
来季のプロ入りを目指して日々、精進中だ。

松山とは年齢差があるが、新人プロながらすでにツアー3勝の金谷拓実は、一学年上。
「金谷さんもひたすらに努力を重ねる方で、1年生からずっとその姿を見てきました。前に『金谷さんみたいになりたい』という話をしたら、『頑張ったらなれるよ』と言ってくださって…」。
その精神は、脈々と引き継がれていく。