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〜全英への道〜ミズノオープン 2021

熱い炎のデビュー戦。兄弟で命を燃やす

次男の命さんをキャディに炎が燃える©JGTO
弟たちに見守られ、熱い名前の男がホスト試合でデビュー戦。

ミズノのクラブ使用選手の大嶋炎(おおしま・ほのお)が「68」の4アンダーで、上々のスタートを切った。
地元・岡山県の作陽高校出身で、渋野日向子さんの1年先輩だが昨季の特別QTでは1次で失敗。
「高校時代は”バンカー教えて〜”って、向こうから来ましたけど、今は僕が”教えてください”です」と、シブコさんにはまだ平伏状態。

アマ時代に2014年の今大会で、初出場を果たすなど、5試合の経験があったが今回は、主催者推薦をもらってプロ転向後の初試合。

「久しぶりでしたし、めちゃくちゃ緊張しました」。

10番のパー4ではピン奥に落とした120ヤードの2打目が、キュキュっとバックスピンでカップイン。プロ初イーグルには「気持ちよかった」と、笑顔もこぼれた。

弟たちに支えられ、プロ初戦を歩いている。
今週、炎のキャディバッグを担ぐのは、会社の有休をとって一緒に来てくれた次男の命(いのち)さん。
ロープの外から観戦する四男の港(みなと)さんは、炎がいま、一番目標としている選手といい、「ショットの精度など、自分と違うものを持っている」と、絶大な評価を置く。

港さんは、三男の宝(たから)さんと共に、将来のプロを夢見て、地元の関西高校で、鍛錬中。
この日は兄のプレーが終わるなり、後ろの石川遼・組を追いかけて行った。
いま伸び盛りの4兄弟。

ちなみに、名前が全員一字で、なおかつゲンのいい8画に…というのは命名のお父さんのこだわりという。
でも、末っ子の港さんだけ「お父さんがネタ切れした」と、兄弟唯一の8画オーバーはご愛敬。

長兄・炎のロールモデルは聖志&優作&藍さんの”宮里3きょうだい”。「僕たちも兄弟で切磋琢磨して、宮里さんみたいにツアーで戦っていきたいです」。
まずは長男・炎が命を燃やす。