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ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 2021

和田章太郎「気持ちを全面に出して」61の自己ベスト

©JGTOimages
ツアーの自己ベストは今年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」2Rの「65」だが、人生ベストは「61」。

「更新って、そうそうできるもんじゃない。60出したい」と前半「30」で折り返した10番から猛進だ。

「気持ちを全面に出して、ひたすらピンを狙って、チャンスが来たらショートは絶対しないよう。ひたすら決め打ち」。
ついに16、17番で連続バーディを奪うと最後の18番で、6メートルの下りフックを前に、思いはピークに。

「入れたかった…」。
わずかにカップをそれたが通算16アンダーで、首位と3差の2位タイに浮上した。

記念の第1回大会が、コロナ禍で1年延期となり、そのかわりに主催者が同コースで用意してくださった昨年のエキシビション大会で最終日に「63」。
単独の2位に滑り込んだが、「そうでしたっけ……。あんまりそういうことを覚えない人なので」と、済まなそうに「このコースはティに立った時の景色とか、弾道のイメージが出しやすい」と、好きな舞台に違いない。

9歳の時、家族旅行のハワイでラウンドしたのが、ゴルフとの初めての出会い。すぐに教室に入って腕を磨くと、数々のジュニア試合で優勝。地元の福岡第一高校3年時の2013年12月にプロ転向した。

なかなか出場機会には恵まれなかったが、中国ツアーに挑戦したり、九州のプロを束ねる小田孔明の合宿に参加するなど、レギュラー昇格を模索しているところ。

史上初フォーマットのプロアマ形式戦で、初優勝を手繰り寄せる大チャンスだ。
「明日も最後まで気持ちで負けないように。後半の9ホールで優勝できる位置にいられたら」。
最終日こそ、最後まで攻め続ける。

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