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LANDIC CHALLENGE 8 2021

これから先の50年に向けての大改修

今週の舞台となる芥屋ゴルフ倶楽部は全国的にも人気の高いコースで今年で開場57年目を迎える。そんな歴史ある名門がこれからの100年を見据えてコース改修に着手したのが昨年の1月のこと。
「クラブやボールが進化しただけでなくプレーヤー自体のレベルもアップしたこともあり、より時代にマッチしたコースへと変化する必要がありました」。
そう話すのは総支配人を務める西村晋さんだ。
「芥屋ゴルフ倶楽部は名匠と言われた赤星四郎さんによる設計で、今回の改修に関しても赤星さんがご存命だったらこういう改修を行なっただろうということをコンセプトに行っています。改修をお願いした設計家のポール・ジャンセンさんにも赤星さんのことを色々と勉強していただき、様々なことを理解した上でマスタープランを作成していただきました」。
ティショットのランディングエリアの設定を変更し、それに伴いバンカーの位置や数も変更した。練習ラウンドを行ったプロ達からは「全部のホールでバンカーが効いている」との声が聞かれた。改修に関して当初は3年計画だったが、新型コロナウイルスの影響で昨年はトーナメントが開催できなかったため、それが逆に工期を早めることになった。新型コロナウイルスによってコースは経営的にも大きな打撃を受けたが、それでも何かを変えるチャンスだと決断し、改修を進めたとのこと。新しく生まれ変わった芥屋ゴルフ倶楽部を舞台に、どのような戦いが展開されるのか楽しみで仕方がない。
開幕はいよいよ明日。

なお、今大会はコロナウイルス感染防止対策の観点より、無観客での開催と決定いたしました。