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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2021

まず両親に優勝報告をしたい!久常が抱くプロとしてのライフプラン

久常涼は岡山県出身の18歳。中学、高校と数々のタイトルを奪取し、中四国では知らない人はいないトップアマだった。2018、19年にはナショナルチームに選出されるなど、輝かしい実績があるだけに大学進学の道ももちろんあった。しかし、久常は高卒後にプロ転向を選んだ。
「もともと日本の大学進学に興味はなかったんです。もちろん環境などは見に行かせてもらいましたが、行くなら海外の大学と考えていました。ただ、コロナの影響だったり、金額的なことだったり、いろんな影響があって進学せずに、日本でプロ転向することを選びました」。
そんなプロ志向が高い久常が今回の優勝をまず報告したいのが両親だと言う。
「これから車で岡山まで帰ります。まずは報告をしたくて」。
久常が高校卒業後にプロ転向するという考えを母親は賛成ではなかったという。ゴルフをすること、そしてプロを目指すことはもちろん応援してくれているが、大学を卒業した後にプロ転向するのがいいのではというのが母親からのアドバイスだった。ただ、久常は反対されながらもプロ転向を選んだ。
「プロになって最初に2試合は予選落ちで赤字でしたし、本当に無職になっちゃうと思っていたんですけど、なんとか結果を出せるようになってきてよかったです。まだまだですけど、少し稼げるようになってきたので、母親にも報告できます」。
久常には22歳でPGAツアーに行く夢がある。そして25歳までに実績を残せる選手になっていることを目標に掲げている。だからこそアマチュアでの実績を積むよりも、4年間かけてプロとしての時間を過ごした方が、血となり肉になると考えている。久常はこの優勝で『長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ』と『Sansan KBCオーガスタ』のレギュラーツアー2試合の出場権を獲得。勢いに乗る若者はこのチャンスも生かすかもしれない。

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