昨年もファイナルQTに出場していた大内智之だが、最終日に68をマークして追い上げるものの初日の79が響いて出場資格獲得には至らなかった。徐々に調子が上がってくる傾向は本人も自覚しているようだが、この日はひと味違った。
「スタートホールでイーグルを奪って、次のホールもバーディで最高のスタートを切れました。今日は楽しいゴルフができました。林に入ったホールも、グリーンに乗せることができたり。17番でも200ヤードくらい残っていたのを、鬼のようなスライスをかけたらそれが乗ってくれたりして。ショットはサードの終わりくらいから良くなっていたので、フェアウェイにしっかり打てればショートアイアンで打てるので、それが結構今日はついてくれた感じです」。
2018年にプロ転向し、2019年はAbemaTVツアーを主戦場として戦ったが、今季はAbemaTVツアーへの出場も2戦のみだった。明日以降も楽しむゴルフに徹すれば、レギュラーツアー出場権獲得が見えてくる。本来のスロースターターの資質をここから出していきたいところだ。