もろアゲンストの10番では、6アイアンで打った160ヤードが押し戻されてグリーンに届かず。
30ヤードのアプローチを残したが、58度でチップイン。
ピンチを一転、バーディとした。
「乗らなくても、外し場所を考えたり。最悪のほうには行かないように」。
頭を使って攻めたおかげで4バーディ、2ボギーの「69」と、難条件で2つ縮めて通算7アンダーまで伸ばした。
今オフ、延べ1か月を過ごしたという宮崎での合宿では出水田大二郎ら、練習仲間と風光明媚な日南海岸を猛ダッシュ。
昨季終盤に感じた体力不足の解消につとめた。
血を吐くトレーニングを重ねたおかげで、分厚さを増した体はちょっとの風ではびくともしない。
2020年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で覚醒のツアー初優勝を飾ると、2021年は再三のV争いで、悔しい2位が3回。
「今年は早めに2勝目を挙げて3勝、4勝と重ねていきたい」。国内初戦から、さっそく好機を迎えている。