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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2022

@K・コボリ=カズマ・コボリ=小堀一磨。ニュージーランドの異色アマにも注目です

主にアマチュア選手を統括する日本ゴルフ協会(JGA)が主催し、アジアと日本ツアーが共同主管の今大会では、国内外のトップアマがリーダーボードを賑わせる。

 

ツアー史上初のアマ2勝目を目指して、さっそく初日に3アンダーと好発進した中島啓太さん(日体大4年)と居並び、“異色のアマ”が同順位につけた。

 

@K・コボリのフルネームは「カズマ・コボリ」。



小堀一麿さん。軽井沢出身です


5歳で家族とニュージーランドに越したのは、お父さんと趣味の「オフロードバイク」を極めるため、というのは本人談だ。

 元は長野県出身で今大会の3日ほど前までお父さんの実家がある軽井沢に滞在していたそうだ。

 

名前を漢字で書くと「小堀一磨」。

スタッフのペンを取って書いてみせてくれながら、「久々に書くので…多分、こんな感じ」と、照れ笑いした20歳。

数人の報道陣に囲まれ、「大変になったら通訳さんをお願いします」と、恐縮した。

 

確かにちょっとたどたどしいが、500ヤードの難関パー4で「右にふかしてロストになりかけ。でもギリ見つかりました」。

将来のプロ転向については「実力がついたらできれば日本でやりたいけど…。QTは、マジむずいので」と、どうして非常に達者であった。

 

世界アマランク1位の中島さんとは国際試合で交流し、「ケータ君は僕より全然上手いですよ。マジで」と仰ぎみながら「ランキング(83位)は多分、ニュージーランドで1番と思う」と、コボリさんだって、母国ではトップアマの実力者。

 

日本のプロの試合は当時、千葉県の総武カントリー倶楽部で行われた2019年の本大会以来2回目。

「そのとき、日本で初めてプレー。狭いコースにやられました」と述懐し、「その経験があったから、今日は出来たかな」と、経験を生かして初日は6バーディ3ボギーの「67」でまとめてきた。

 

現在はニュージーランドの通信制大学で学ぶ大学生は「まだアマなんで。お金がかかっているわけじゃない。1打に何千円もかかっているわけじゃない。明日も楽しく回ります」。 

ちなみに、初日のウェアは上から下まで黒一色だったが、世界有数のラグビーチーム「オールブラックス」を意識したわけではない。

「ハカは…ムリ。踊れません」と笑い、ゴルフも含めて幼少期から様々なスポーツを楽しんだが「ラグビーは怖い。みんな大きいからつぶされちゃう」と、小柄な痩身を縮めてみせた。

 

<本日のテレビスケジュール>

■BSフジ

午後3時―5時

■カンテレ・フジテレビ系

深夜1時25分―2時25分