@鈴木晃祐(すずき・こうすけ)さんが、「本当に、自分なのかというくらい。本当に自分でもびっくりしています」と本人も驚愕の「63」をマーク。
大洗のコース新を記録し、通算7アンダーの1差2位タイに入った。
後半11番からの3連続を含む6つのバーディと、533ヤードの16番パー5では230ヤードから、5アイアンでグリーンに乗せた8メートルのイーグルパットも沈めるなど、「自分でも、びっくりするくらいパットが入りました」という。
東北福祉大の4年生だが、アマ選抜のナショナルチームは昨年末に入りたての“1年生”で、今大会の直前に行われたという宮崎合宿にも初参加し、メンタル強化の訓練を受け、指を立てる独特のポーズで傾斜を測るエイムポイントも習いたてのホヤホヤ。
「それを生かして今週は落ち着いてやれた」と適応力の高さを見せた。
世界アマランク1位の中島啓太さんは埼玉で、鈴木さんは千葉県の出身だ。
「同じ関東で、ケータは小学校の頃から知っていたけど常に僕のずっと上を行っていた」と回想する。
この日も、2アンダーの11位タイから出た中島さんに対して、鈴木さんはイーブンパーの19位タイからスタートし「ゴルフでも、ゴルフ以外でも、ケータは全部が素晴らしい。頑張って欲しい」と、応援までしていた立場が最後は大差をつけて、逆転のローアマを獲得。
「ケータにスコアで追いつけたことは、自信になります」。
おニューのチームウェアも最後はしっくり馴染んでいた。
仰ぎ見るばかりだった幼友達にも少し近づけた、と感じられた大洗での1日となった。