R&Aの方の来訪は、実に3年ぶりである。
そんなところにも、コロナの収束傾向が伺えるようで、いっそう歓迎ムードが高まった。
今年の「全英オープン」のチケットは昨年7月に販売開始。すると、英国内では昨年春まで繰り返されたロックダウンの影響か、早3ヶ月で29万枚が完売したそうで、「イギリスでもマスクなしで歩く方が増えております。7月の大会では、コロナ前に近い形で実施できるように願っています」と、ウォール氏。
今年は、レアルマドリードで活躍するプロサッカー選手や歌手も参加するプレ大会、またコースそばのラグビー場をギャラリー用の広場に改修したり、コース全景が見渡せる空撮など多種多様なギャラリーサービスも予定されているそうで、ゴルフファンの羨望もそそる。
水野社長によると、今大会主催のミズノが「全英オープン」とライセンス契約を結んだのは1976年から。1986年からは選手のクラブ調整をするワークショップカーを派遣し、本大会が現在のような予選会の形式を取るようになったのは1998年からという。
以来、多くの日本ツアーメンバーを送ってきた。
今年は6大会ぶりに、セントアンドリュースが舞台ということで、クォリファイに挑戦する選手たちのモチベーションもますます上昇。
すでに権利を取得しているチャン・キム(20―21賞金王)や金谷拓実(同2位)、ショーン・ノリス(21日本オープン)、桂川有人(SMBCシンガポールオープン2位)や今平周吾(アジアパシフィック ダイヤモンドカップ優勝)と、世界アマランク1位の@中島啓太さんも合わせて今週はさらに、大会の上位4人が加わる予定だ。
「昨年のマスターズを制した松山英樹選手を中心に、ジャパンゴルフツアー選手の活躍を期待しております」と水野社長もウォール氏らと声を揃えていた。