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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2022

佐賀清和高校・放送部のみなさんが、1番ティで忘れられない夏の思い出

大会3日目の27日、九州朝日放送(KBC)の長岡大雅アナウンサーから1日限りのバトンを受けて、未来のある地元高校生がマイクを握った。

スタートの1番ティで、選手紹介の第一声に挑戦してくれたのは佐賀清和高校・放送部3年生の鶴﨑育萌さんと、堀田広海さん。



8時50分の第1組からたっぷり2時間。
灼熱の暑さとうらはらに、青春まっただ中の美声には、爽やかさしかない。


無意識に足に力が入ってしまうほどの緊張で、原稿を噛んでしまっても、内心の動揺をひた隠しにして逞しく、大勢のギャラリーと、コースに出ていくプロたちからもやんやの声援を浴びて、みごと大仕事をやり遂げた。


生・遼さんのかっこよさに絶句する2人



「熱戦が目の前で繰り広げられていて、その臨場感の中で、これから出て行く選手のみなさんをアナウンスで送り出す…。大きな仕事だな~って、いいな~って、楽しみながらなんとか終えることができました」と、鶴崎さん。


コースに出て行く前に、わざわざ2人に寄ってきて、労いのグータッチをしてくれたのは豪州のブラッド・ケネディだ。

「やばいよ…!」と、声を揃えて感激。
「夏休み、最高の思い出です」と、堀田さん。


「お客様や、選手のみなさんにもたくさん拍手をいただいて、それだからこそしっかりとやり抜きたいと頑張りました」(鶴崎さん、堀田さん)。

最終学年の今は受験勉強のまっただ中だ。


今年のNHK杯全国高校放送コンテストのラジオドキュメント部門で優勝するなど、数々の受賞歴がある名門校には2人のほかにも将来の有望株がひしめくが、模擬試験を理由にこのたびの挑戦を辞退せざるをえなかった部員さんもいて、結局2人きりでの参加となったが「ほんとに受験生かな、私…。それを忘れるくらい今日はアナウンスを楽しみました」と、鶴崎さん。

生涯忘れられない夏休みの1日となった。




本大会ではこのほかにも、有望ジュニアに大会の出場機会を贈ったり、地元福岡県の沖学園ゴルフ部のみなさんに運営のお手伝いをしていただいたりと、プロとの交流の場を広く提供しています。