比嘉一貴が5打差の大逆転。
シーズン3勝で、日本ツアーの底力を示した。
スタートから3連続バーディで食いついた。
だが、直後に3番で、最終組のケーオシリバンディットが2打目をカップイン。アルバトロスで一気にまた4差がついたが「負けたくない」。
後半折り返して中盤は、ジリジリした展開も「今日のパットの状態ならショットでチャンスにつけられれば決められる。自分を信じた」と、ついに後半17番パー5のバーディで逆転に成功。
1差の首位で迎えた最後18番で、バンカーから乗せた7メートルをねじ込み確信のガッツポーズを握った。
先に通算20アンダーの最上位で後続を待ち、そのまま勝利を呼び込んだ。
初の日本開催として、3年ぶりに復活した3共催で、賞金1位がホームの貫禄を示した。
韓国とアジアンツアーの出場権も獲得し、「この1勝で海外などいろんな扉が開いた。チャンスを活かせるように、また頑張っていきたいです」。
日本が誇る小さな巨人が胸を張った。