新人の河本力(かわもと・りき)は、3差の5位タイで終戦。
海外勢もとっくにしのぐ豪打を武器に、17番のパー5でイーグルだったら潮目も変わったが、5メートルのチャンスは入らず。
「17番もそうですけど、今日はああいうショートパットをいくつも外しているイメージしかない」と、右バンカーから2メートルに寄せた4番や、「10番の1メートルちょい」など、振り返ればポロポロ思い出してくる。
「節々で入っていたら、一皮むけた」と、悔しがった。
しかし、忸怩たる展開でも「腐らず、最後まで諦めずに出来たのは良かった」と、自己評価。
2勝目には届かなかったが通算17アンダーまで伸ばして毎試合で目標にしている1日4アンダーもクリアし、初V直後の予選落ちから出直して、優勝の比嘉に次ぐ日本勢2番手の5位タイにはつけられた。
「そこは、自分を褒めてあげたい」。
昨年プロ転向し、今回のような海外ツアーを交えた共催試合はこれが初経験。
結局、4日間とも海外勢ばかりの組で回った。
「日本語が聞こえてこない。初めての経験。新鮮でした。海外勢はドライバーを持ってアグレッシブなイメージだけど、雰囲気にのまれたり、流されたりすることもなかった。その中でも集中してやれた」。
海外勢にも新人の飛ばし屋リキの名前を売った。