「昨日よりは平常心でできたと思う」と、プロ初日の緊張は緩和されたが、インスタートのこの日も「昨日のことが頭にあった」と、プロ初日の1番で右に曲げた第一打の残像につられて、10番のティショットもミスショット。
「きょうもひどいショットでスタートしてしまいました」と、この日もさっそくひやりとした。
どうにかパーで堪えることは出来たが、12番でプロ初ボギーが先行。一進一退が続いて前半はオーバーパーで折り返した。
「カットラインを気にしてしまった」と、予選落ちがちらついたことから、後半のさらなる失速も懸念されたが、2番の寄せワンから3連続バーディで、盛り返してこられた。
史上初のアマ→プロ連覇のチャンスを残したが、大事なデビュー戦でショットが本調子ではないことは、もどかしい。
「世界アマから良くなくて、そこから戻っていない」という。先月8月に、扁桃腺炎で高熱を出した際に、3キロほど体重が落ちて「体が軽いな、という感じ」と、その影響で安定感を欠いており「やりたい動きがなかなかできない。それで曲がっているのは間違いない。体重管理も積み重ね。もう少し体のことを考えて、スイングやトレーニングにも取り組んでいきたい」と、今後の課題を探りながらのデビュー戦。
「週末にゴルフをすることが大事。第一の目標であったことは間違いない」と、とにかく最初の関門は突破した。
「またゴルフができるということに感謝して、スコアを伸ばしていきたいです」。
土日こそ呪縛から解き放たれて、ここからひたすら上昇するだけだ。