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ダンロップフェニックストーナメント 2022

強行軍で丸かぶり。なんとか本戦には間に合った。エジプト帰りの香妻陣一朗「お父さん、誕生日おめでとう」

ぶっつけ本番で駆けつけた初日の朝。
後輩のホストプロと会場で会うなり大笑いした。

香妻陣一朗(こうづま・じんいちろう)のウェアと、星野陸也(ほしの・りくや)のコーディネイトがポロシャツを除いて、上から下まで全身丸かぶり。



同一契約あるあるだ。


「“チームスリクソン”みたいでいい感じでした」(星野)と、ペアルックで一気に和気藹々。

5アンダーの3位タイと好発進した星野に対して、2アンダーの27位につけた香妻。
強行軍を差し引いても、「きょうはまずまず良かったです」と、及第点のスタートが切れた。


先週までアジアンツアーのインターナショナルシリーズ2連戦に出場。

モロッコに向けて発ち、5位に入ると今度エジプトで9位タイの成績を残して来シーズンのシード権も見える賞金ランキング53位に食い込み万事15日に帰国するはずが、イスタンブールで飛行機の乗り継ぎに失敗。空港内のホテルで一泊し、日本に着いたのはやっと開幕前日の水曜日。

「プロアマ戦に出られなかったのは申し訳なかった」と、大事な接待には穴を開けたが本戦にはどうにか間に合い合流できた。


「先週まで遅いグリーンとのギャップがあった」と、スタートの10番でボギーを先行させたが、「徐々に合ってきた」と、後半9ホールはボギーなしで回れた。


移動総距離実に25000キロ。
地球半周以上の旅から戻ったばかり。
「疲れはありますけど、体もだんだん慣れてきて、なんとか頑張れそうです」。

この日17日は、父・尚樹さんの誕生日。
エジプト土産もプレゼントもないけど「おめでとう、という気持ちです」と、笑い「今週は地元ですし、ここで優勝するのが一番」。

鹿児島県出身だが、出身校はここ宮崎県の日章学園。
スリクソンを代表する契約選手のひとりは、育ての地で結果を出しに急いで戻った。


リクヤ(左)とペアルック。明日はどうする?

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