コロナ禍を経て、今年は3年ぶりに海外選手の招待を再開し、4選手共に楽々と決勝進出。
中でもチリのミト・ペレイラが通算18アンダーの3打差2位につけ、韓国の新鋭トム・キムが、通算16アンダーの4位タイなど2選手がトップ10に食い込む健闘を見せた。
ペレイラは比嘉と大槻の最終組に入って大会を盛り上げた。
2差から優勝を追った最終日は「65」で何度も肉薄したが、最後は比嘉に3差で敗退。
「今日はあまりいいスタートが切れず、やっと勢いに乗り始めたのが8番くらいから」とエンジンのかかりが遅く、「それが優勝に足りなかった要因」と、スロースタートを悔いたが、先月の日米「ZOZOチャンピオンシップ」に続く来日ですっかり日本に心酔。
「特にファンが本当に素晴らしいと思います。皆さん礼儀正しいし、ひとつひとつのショットにあたたかい拍手をくれるので日本でプレーするのは、いつも楽しい」と、喜んだ。
予選ラウンドを回った星野陸也の地元茨城県の県庁所在地・水戸市つながりで選手や関係者から「ミトちゃん」と、親しみを込めて呼ばれるなど、名前と顔も大いに売った。
「みなさん、とても親切にしてくれて、サポートしてくださった方々にも感謝したい。また宮崎に戻ってきたいです」。
そして、ウッズ以来となる21歳までのPGAツアー2勝で躍進中の新鋭トム・キムは最終日「64」の追い上げと共に、なんといっても開幕前からお目当てにしていた宮崎牛だ。
「今週は少し太ってもいいかな…」と、予言していたとおりに一杯食べて、「体重も増えましたよ」と、お腹もいっぱい。
「日本は、アジアの中でもまだ優勝がありません。凄く楽しかったですし、また機会に恵まれればいいな、と思います」。
今度のお目当ては、もちろんV副賞の宮崎牛だ。