「すごくいいよって。みんなにもすごく評判なんです」と、プロ5年目の今野大喜。
「今日はほんとうにすぐにでも入りたいって、ずっと思いながら回ってました」と、苦笑しながら体をさすった。
豪雨の中で、1個2点のバーディ8つ。
失点1のボギーは3つにとどめた。
13点を計上して通算21点は、2位と1点差の単独首位獲りに成功。
激闘後の凍えた体にプレー後のサウナがじんわり浸みる。
史上24年ぶりの実施となるポイント制の戦い方も、この2日間でだいぶ身に染みてきた。
「ただ攻めてもダメ。流れが良いときは、しっかりピンを狙っていってもいいけど、苦しい時間は絶対にムリしない」。
およそ5ミリを越える大雨に終日、降られたきょうはなおさら頭をめぐらせた。
「イーグルなら5点だけど、今日はイーグルを獲れる雰囲気の状態ではない。それよりもったいないボギーを打たない」と、肝に銘じた。
2打目をミスして2メートルのパーパットを残した2番や、14番では2メートルのボギーパットが残って、「だいぶシビれた」と、震えながらセービング。
損失を、最小限にとどめて上がってこられた。
先週の地元開催「バンテリン東海クラシック」は初日の「66」で、首位と1差の2位で出ながら2日連続の「76」。
3日目には63位タイまで落ちて「またやっちゃった…」。
好位置でスタートを切ってもどこかで必ず叩いてしまうのが、危急の課題。
でも、最終日に再び「66」を出して29位タイまで戻してこられたのは、パットの修正ができたから。
「ハンドファーストになりすぎるのが僕の弱点ですが、自分の中ではこんなにやっていいのか、というくらい。おおげさにアドレスを変えてみたのがよかった」と今週も、好調だ。
その上、今週のグリーンは、「こんなに雨でも全然水が浮かない。速さも変わらない。イレギュラーが本当に少ないのでそこもかみ合ったと思います」と、コースの恩恵もまた身に染みる。
ABEMAの生中継ブースで取材対応を終えたら、速攻でお風呂場へ。
「入りすぎたらかえって疲れちゃう。水風呂も活用しながら時間はほどほどに」と、サウナマスターの日大先輩、堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)のサウナ指南も参考に「整えてきます」と、にっこり。
じんわり体がほぐれたら、引き続き良いゲームプランも浮かできそうだ。
※JGTO主催、選手会共催の新規大会「For The Players By The Players」は、史上24年ぶりとなるステーブルフォード方式(ポイントターニー)を採用。パー0点、バーディ2点、イーグル5点、アルバトロス8点、ボギーはマイナス1点、ダブルボギー以上マイナス3点で換算し、その総得点を競います。