仲間から受けた勝利の儀式は、実は通算7勝目にして初体験だった。
水を浴びる前に「何か、ポーズをしたほうがいいですか?」と、しゃれっ気を見せたが、けっこうな水量に、顔を上げることもできずに「冷たくて、ちょっと嫌でしたけど、嬉しかったです」と、喜んだ。
2019年の2年連続賞金王時は当たり前のようにあったメジャーの出場権と、世界ランキングの上昇を求めて始めた今季、着々と目標を達成していく。
「まわりは年下の選手でいっぱい」と、今季6戦のうち最年長勝者となる29歳は、賞金1位を走る23歳の桂川有人に約742万円差で肉薄し、「これからもまだまだ試合は続く。目の前の1試合、1試合を」。
翌早朝から臨む1日36ホールの「全米オープン」予選も、2週連続Vの余韻もまだ冷めない夕刻には決着がついているはずだ。
※今平は、23日早朝6時40分から「全米オープン」の日本最終予選に挑戦しましたが、1ラウンド目の前半9ホールで棄権しました(8時40分)