優勝杯を手に赤いチェックのブレザー姿で微笑むのは現在ツアー通算21勝の池田勇太。
2016年に行われた第2回の「ホンマツアーワールドカップ」は前代未聞の優勝劇だった。
通算14アンダーで並んだ池田と韓国の宋永漢(ソンヨンハン)とのプレーオフ(18番繰り返し)は、4ホールをかけても決着せず、なんと翌月曜日に持ち越し。
早朝、一般営業のメンバーさんが隣でスタートするなか再開し、そこからさらに5ホール要して計9ホール目にやっと通算15勝目(当時)を手にした。
その年計3勝。初の賞金王にも就いた。
当時31歳の記憶が色濃く残る舞台に再び立ち、「6年前はプレーオフも含めて81ホールもやりました。長かったですけど、最終的には勝ったのでイメージとしては凄くいいです」。
開幕前日のプロアマ戦では、いつものようにゲストの1打1打につきっきりで指導。共に一喜一憂しながら、懐かしい空気を吸った。
2013年から選手会長を3期つとめて昨年は、選手として史上初の選手会事務局長に就任。
多忙を極めて、2019年まで11季続けてきた勝ち星を逃したが、大学先輩の宮里優作にゆだねた今年は「ゴルフに集中できる」と、再び本業に本腰入れる。
6年前からさらに5勝を積み重ねて永久シードの25勝にあと4勝と迫るが、「それもひとつひとつの積み重ね」。
新たな勝利を求めてひた歩く。
伝説のチャンピオンが帰ってきた。
茨城県のPGM石岡ゴルフクラブで行われる「今週の新規大会「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」は、4日間ともYouTube(こちらから!)と有料放送の「DAZN」と「スカパー」でご覧いただけることになりました(※1番と18番ホールのみ)。
ぜひ、お好きなチャンネルに合わせて熱戦をお楽しみください。