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大山どりカップ 2022

ホールインワンで勢いに乗った!松本将汰が絶好のチャンスを掴む

4番ホールは188ヤードのパー3。強いフォローの中、松本将汰が7番アイアンで放ったショットは手前から転がり、そのままカップインした。ホールインワンは4度目で試合では初めて。スタートホールでいきなりボギーを叩いてしまう嫌な流れを一気に断ち切った。

「最初に(同組の)菊池純さんが8番アイアンで打ったのを見て、風で落とされている感じだったので。それで7番アイアンで低い球で手前から転がしていこうと思ったら、いい感じで打てました」。

ゴルフの調子が上向きになってきたのはつい最近のことだ。昨年のサードQT前にギックリ腰を発症してしまい、敢えなくサード落ち。今年は出場できる試合が限られる厳しい立場にある。

さらにギックリ腰をやってからは、スイング面で手打ちの動作が強くなりすぎる傾向があり、そこを修正するのに時間がかかっていた。ようやく以前の感覚で振れるようになった矢先のホールインワンと優勝争いだ。

昨年は年間を通してレギュラツアーに参戦した。そこで感じたのはアイアンのレベルの違い。データ的に見直したときに、いかに自分がチャンスにつけられていないかを実感した。レベルの差を埋めようとさまざまなことに取り組み、スイングを見失いかけた部分もあったと振り返る。ただ、自分よりも上のレベルの技術を目の当たりにすることで、収穫できたのはショートゲームだと言う。

「アプローチが上手い人に教えてもらったり、コースも難しいセッティングで行われるのでアプローチに関しては良くなったと思います。今日もグリーンに乗ることが少なく、アプローチをする場面が多かったんですが、そのあたりは経験値として活かせているかなと思います」。

最終日の優勝争いは久々だ。2019年にも優勝のチャンスがあったが、そのときも今日のような強風でスコアを大きく崩してしまった経験がある。

「気負い過ぎず、優勝を目指し頑張りたいと思います」。