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石川遼 everyone PROJECT Challenge 2022

もう“ごっつぁん野郎”とは言わせない!大内智文が目指す真の勝者

栃木県のロイヤルメドウゴルフ倶楽部を舞台に行われた『石川遼everyone PROJECT Challenge 2022』の大会2日目。首位と4打差でスタートした大内智文。前半こそ我慢のゴルフを強いられたが、後半に入ると3連続を含む4つのバーディを奪取。通算6アンダーで悲願の初優勝に向けて首位タイに立った。

 

「今日が(午前スタートで)雨が降る前に伸ばせたのはよかったです。雨が降り始めてからは耐えるゴルフだったんですが、後半もずっとパーが続いていて我慢できていたんですけど、最後に吐き出してしまいました。気分はあまり良くないあがりでしたけど、いいゴルフができたと思います」。

 

昨日と比べてとにかくパッティングがよく決まってくれた。その要因の一つが女子プロのレジェンド・森口祐子の指導によるものだった。

「先週の土曜日に(岐阜で)ゴルフをしたんですが、その時に森口祐子さんと一緒に回らせてもらって、それでパッティングを少し教えてもらいました。その時に限らずいつも教えてもらっているんですが、ずっとパッティングに悩んでいたので、それから思ったところに出せるようになったことが、今週に繋がっているんだと思います」。

 

今季の大内はレギュラーツアーとABEMAツアーの両方に参戦。ABEMAツアーでは8戦中4試合で予選通過しているものの上位フィニッシュは6月の『ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山』の2位のみで、その時の優勝者がアマチュアの蟬川泰果さんだったため、2位の大内に優勝賞金がスライドする形になった。それから仲間からは“ごっつぁん野郎”と冷やかされることが多く、そのイメージを払拭する意味でも今回はなんとしてでも勝ち切り、真のチャンピオンの座をつかみたい。