続く第3ラウンドは、9時20分からスタートする予定。
49歳の宮本勝昌は、ちょうど中断の合図を背中に聞きながら、首位と2打差の通算11アンダーで回り終えた。
日暮れに追われて走るまではなかったが、17番ではパーパットを残していた同組の池田勇太と塚田陽亮に「打っとくね」と断り、先に最終18番のティショットを済ませておくなど、効率につとめた。
2打目は3人揃ってピンに絡めるショットを打ち、18番グリーンサイドで心配げに見守る主催者の喝采を浴びながら、「今日中に回りきれてよかった」と安堵をにじませ、「久々に疲れました」と、小さくつぶやいた。
改めて、20代がひしめくリーダーボードを見渡し、「ほ~んとに若くなっている。みんな頑張っている」と、目を細める。
「僕も今日までは頑張れたけど。40歳、50歳が頑張れるのはたいていここまでなんです。本当に最終日までこの位置にいられたら、自分に頑張った、と言おうかな・・・」。
くたくたの体で今晩は、先週のシニアで初Vを飾った藤田寛之が幹事の寿司パーティに参加する。
「楽しみだな」。
気の置けない仲間とささやかな時間で週末の鋭気を養う。