今季ABEMAツアーでは4戦に出場して予選通過が初戦の『Novil Cup』の1回のみに終わっているが、レギュラーツアーでは『BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ』で2日目を終えてトップに立ち、最終的には21位タイに終わったものの上位を賑わす活躍をみせている。
悔やまれるのは全英オープン出場がかかった『~全英への道~水のオープン』で2日目で7位タイにつけながら、3日目、4日目で後退してしまったことだ。同級生でありライバルでもある桂川有人が全英オープンでプレーする姿をテレビで見ながら、改めて悔しさを噛み締めたと言う。
「やっぱり桂川のプレーは見てしまいますね。もちろん応援しているんですが、あの時に自分がもう少し頑張っていたら、同じ舞台に立てていたのにと」。
現段階では桂川に先を走られている形になっているが、木村自身も徐々に初優勝へ向けての手応えを感じ始めている。今週も優勝には届かなかったものの、当初からの「3日間通して同じプレーをする」という目標は達成できた。
以前と大きく変わったのはミスショット後の対処法だ。今の木村は自分がやるべきことに迷いがないから、ミスショットが出ても動揺がない。ゴルフはミスをするスポーツ。そのミスに対していかに対処していくかがゴルフというゲームの本質。そこに気づき始めた木村が優勝を飾るのはそう遠くはなさそうだ。