今季のABEMAツアーの賞金ランキングでは10位に入った杉原大河。順位的には来シーズンはレギュラーツアーが主戦場ということになるが、それでもファイナルＱＴへの出場を決めた。

「やっぱり1位を狙っています。最低でも今のランクよりも上にいけるように。（ファイナルＱＴへ）出るかどうかは迷ったんですけど、最終的に出たほうがいいと自分でも思ったので決めました」。

去年はサードＱＴで失敗してしまい、その影響からか前半戦も思うようなゴルフができずに苦しんだ。2021年の秋にプロ転向し、ツアー屈指の飛距離と攻撃的なゴルフは、先輩プロも認める逸材で、プロ入り後すぐの活躍に期待が高まったが、ＱＴの失敗で歯車が狂ってしまった。それでも杉原はAMEMAツアーで根気よくプレーし、徐々に自分のゴルフを取り戻した。

「思うようなプレーができなかった前半戦から、裏シードを獲れるまでになれたことは良かったと思います。これが次のシーズンに繋がると思っています」。

親友の河本力をはじめ、多くの同世代が活躍するレギュラーツアー。やや遅れはとったものの満を持してそこに殴り込む杉原の快進撃は今週の宮崎から始まる。