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ファイナルQTトム・ワトソンゴルフコース 2022

武藤俊憲が通算9アンダーで単独首位!藤田寛之は46位タイへ後退

宮崎県のトム・ワトソンゴルフコースを舞台に行われたファイナルQTの2日目。単独首位に立ったのは通算9アンダーまでスコアを伸ばした武藤俊憲。2打差の2位に安森一貴、さらに1打差の6アンダーの3位には坂本隆一がつける展開となっている。藤田寛之は、この日は3オーバー75とスコアを落とし、通算2オーバーの46位タイへ後退している。

 

44歳の武藤が試合巧者ぶりを発揮。ゲームの流れを自らに引き込んだ。

「今日はパットが入りましたね。チャンスはほぼ入ったと言う感じですし、これが入れば流れがというのが結構入ってくれたので、前半からいい感じでゴルフができたと思います」。

インコース10番からスタートし前半は5バーディ、1ボギーの32。順調にスコアを伸ばしていたが、折り返し後の1番(パー5)でピンチが訪れる。ティショットが木の横についてしまい、左打ちか背面打ちかをするしかない状況から背面打ちでうまく脱出させて、そこから3オン1パットのバーディを奪った。

「1番のバーディにしても、いい流れが来てくれているなという感じはありました。ただ、6番で3パットしてから少し最後はリズムが狂った感じになってしまいましたが」。

この日は9バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの67と派手なスコアカードにはなったが、初日、2日を通して終始いい流れでゴルフができていると自信をのぞかせている。その反面で「シーズン中にやっとけよって感じですけどね」と今季を悔いる複雑な心境も入り混じる。

「今シーズンはずっとこういうゴルフができていなかったので不思議な感じですけど、せっかくいい状態なので、残り2日間もいいゴルフができるように頑張るだけです」。

「ここに来た理由はなんかしらあるはず」と話す武藤。その理由は何なのかは、残り2日間を戦い切ったあとにわかるのかもしれない。