プロ8年目。阿久津未来也(あくつ・みきや)が、「65」をマーク。
ピンチというピンチは、13メートルのバーディトライを2メートル残した2番のパー3だけ。唯一もしのいでボギーなし。
「以前は、あまり良いイメージがなかった」と、初出場の2019年から2大会連続で予選落ちを喫した大会で、攻略の鍵をつかんだのは、昨年。
はじめて決勝ラウンドに進出して14位タイに入った。
「ティフトン芝に毎年やられて」と、はじめ北海道特有の洋芝が得意でなかった。
「フェアウェイからでもコンタクトが難しい、というのがあって」。
試行錯誤の末に編み出したのが、練習法。
「朝、ティアップの球を打ってから出る。ただそれだけ。あとは出球が低くでるので、ラウンが出るのを頭に入れて。洋芝の上で試行錯誤するより、いいイメージのままスタートできる、去年からやっています」と、つかんだコツは離さない。
昨年もここで担いでくれた、ベテランの森本真祐キャディに今年も頼んだことも吉。
「上のスコアを気にせず、しっかりやる事をやり切って。今パッティングの調子が良いので、フェアウェイをキープして、グリーンに乗せる事。そしたらバーディが獲れると思うので。引き続きそこに徹していきたいです」。
幹事に就任して2年目の今年も、阿久津には地元開催でもある選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」の第3回目が先週で無事、閉幕し、ますます自身のゴルフに邁進する。