地元出身の片岡尚之(かたおか・なおゆき)は、「頑張ったけどダメでした」。
3差の2位タイに終わって観念した。
最終日も3打差の2位タイから出て6バーディ、1ボギーの「67」。
右ラフからチップインした6番で首位に追いつくなど序盤の混戦で、地元開催を盛り上げたが「後半は伸び悩みました」と、バックナインの苦戦が悔しい。
「クルーガー選手は隙がなくて、ミス待ちはできない」と、懸命にパーセーブを続けたが、ついに15番で叩いたこの日唯一のボギーが勝負の分け目。
「相手がどういうプレーするかはコントロールできない。自分が良いプレーをするしかなかった。伸ばせなかったのが敗因」と、潔かった。
この日は、ショット後に手を離すシーンも目立ち、「久々に緊張した中でこういうショットやこういうパットが出るなど自分の動きが確認できたのはよかった」。
一昨年の選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2021」に続く地元での通算2勝目は逃したが、練習日にぎっくり腰をやりながら今季初のベスト5に入れた収穫は大きい。
3週空いて、次の「日本プロ(7月27日ー30日)」も地元北海道の試合。
応援に駆けつけてくださった所属先の社長さんと、翌月曜日の3日は、今年の会場となる恵庭カントリークラブを下見するそうだ。
「今度も応援してくださる方が多いと思うので、次こそは優勝を目指して調整していきたいです」と、さっそく雪辱を誓った。