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東建ホームメイトカップ 2023

「なぜシューゴは賞金王になれたのか?」ハン・リーが解明

韓国生まれの米選手。45歳のハン・リーが、石川と共に3打差の3位に入った。

2打差の4位タイで迎えた最終日は、優勝した今平周吾と同組。


「なぜシューゴが賞金王を獲れたか? その理由をそばで見た」とハンリー(右)


前半を4バーディ、1ボギーで回った。
「10番を終えた時点では、僕がシューゴに勝っていたんです」と、自慢する。

でも、後半に一転して今平が6バーディ。あれよと、突き放された。


「日曜日のバックナインで6バーディを獲るのはすごいことです。なぜシューゴが2度の賞金王を獲れたのか? 今日はその理由をそばで見ることができました。さすがですね」と、王者のゴルフに興奮気味。

触発されて、上がりホールで今平と歩調を合わせてリーも連続バーディ締め。

「リーダーボードで自分の順位を確認していましたし、4日間を通して自分も60台で回れたのはよかったです」と、昨年の「関西オープン」以来となるトップ5に喜んだ。


2008年から日本ツアーで戦い、2012年の「マイナビABCチャンピオンシップ」で1勝も、14年終盤に左ひざを手術してから賞金シードを行ったり来たり。


自信を失いかけたが、一昨年に一時帰国していた小平智に励まされて発奮。ファイナルQTから再起をかけた昨季、賞金ランク64位で、2016年以来のシード復活し、心新たに迎えた開幕戦だ。


前日3日目に、うっかりクラブ超過で2打罰を受けて順位を下げたが、めげずに盛り返してきた。

一昨年から契約したユニクロのウェアを190センチの長身でさっそうと着こなす陽気な45歳。
「開幕戦でトップ10に入ることができましたので。自分の取り組みが間違っていないと感じられます。今年は年間を通していいプレーを続けていきたい」と、がぜん気合が入った。