1差の単独首位から出たこの日は、スタートで6メートルを沈めて景気よく出たものの、その後はバーディに恵まれないまま距離の長い8番パー3でボギー。
さらに後半すぐの10番ではフェアウェイからの2打目をミスしてまたボギーを打った。
「途中まで苦しかったですし、自分自身いらだちもあった」と、泡立つ思いをポーカーフェイスに収め、「しっかり切り替えて、11番のティショットに臨めたのがつながった」と、4メートルのチャンスにつけるとそこから4つのバーディで、一気に挽回。
「僕は伸ばし合いより我慢しながらプレーするスタイルが好き。今週も、かなり耐えることができている」と、2位と1差の通算10アンダーで、初日からの首位を守った。
「全英オープン」の資格も取った5月の「ミズノオープン」に続くツアー通算2勝目の大チャンスは5年シードのタイトル戦。
「難しいコースなので、1ホールで1打も2打もかわる。あまり何打差とか、追われる立場とか考えず、適度に緊張してプレーできたら」と、意気込みを語る背中に大舞台の力みはない。