未婚の彼がなぜ、という気もするがきっかけは同じツアーメンバーであるスコット・ビンセントからの相談。
昨年開催されたある大会では、クラブハウスの大きさや新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、ハウス内への入場は選手とキャディのみだった。応援に来ていたスコット・ビンセントの妻、ケルシー夫人とそのお子さんもクラブハウスに入ることが出来なかったために子どものおむつ替えの場所を探すのにも一苦労。その後、大会関係者に相談しクラブハウス内でケアをすることが出来たそうだが、この話を聞いた阿久津は、「会場内で子どもの面倒を見るお母さんへのプライオリティがあってもいいのでは」と思ったそうだ。
そんな思いを今大会の事務局長である九州朝日放送の竹内さんに話したところ、「今まで、多くの家族に来て欲しいと思って色々とやってきましたが、ニーズが見えていなかったのかな」と、その意見をすぐさま取り入れ今大会で設営されることになった。
「こんなすぐに形になるとは思っていなかったです。ビンセントにも見せてあげたいです。」と阿久津は笑顔を見せた。
設営場所は、18番グリーン奥にあるスコア提出所横である。同じ区画にすることにより主役は選手であり、子どもを連れた家族であるというシンボルになることも狙いだ。
未就学児のお子様とともに観戦に来られた際は、是非お立ち寄りください。