インスタートの10番で、7メートルのバーディパットを沈めて飛び出すと、3Wで丁寧にフェアウェイを捉えた15番パー5は、再び3Wで6メートルのチャンスを作ってイーグルを奪った。
16番から連続バーディは、いずれもショットで1メートルにつけてのもの。
この時期は、日照時間の関係で、どうしてもハーフターンで30分程度の待ちが生じるが、勢いは止まらず1、3番共に7メートルをねじ込むと、6番では2メートルのチャンスも逃さず、8番から連続バーディ締め。
9アンダーの快スコアに「今週はショットにも自信がありますし、パットの距離感もよく、ラインにしっかり乗せられている。すごい良いリズムで回れましたし、最後まで集中して回れた」と、低音ボイスの総括も、いつにもまして爽やかだった。
予選ラウンドから同組に組まれた賞金1位の金谷拓実(かなや・たくみ)は初日は4アンダーの「68」だったが、「金谷さんはボギーフリーで回り切っている。そういう選手が一番怖いし、いいゴルフを続けているということ。明日もいいゴルフをして伸ばしてこられるのは間違いない」と、好敵手が真横にいるからこそ気合が入る。
先々週の日米「ZOZOチャンピオンシップ」のあと1週間のオフがあり、疲れと力がいい感じで抜けたようで、「せっかく自信もあって、体も切れているので、今からたくさん練習します」。
プレー後の取材やファン対応も2時半過ぎに済ませると、日暮れ近くまで黙々と調整を続けた。