現在賞金ランク2位。中島啓太(なかじま・けいた)が3日目の「66」で、単独首位を奪い返した。
この日、前半9ホールは一進一退。
「8番ではもったいない3パットもあったんですけど、昨日も言ったとおりに一番大事なのは最終日のバックナイン」と動じず、2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返してすぐ来た2連続のピンチも冷静に対処。
10番は左のラフから150ヤードの2打目は乗っただけになったが、20メートル超のバーディパットを2打で決めきった。
今度11番では、2打目が左のガードバンカーにつかまるトラブルになったが、左足だけバンカーに足を入れる不自然な姿勢から、みごとピンそば50センチにくっつけた。
「連続で良いセーブができたので、12番で良いバーディが取れました」と、そこから連続バーディを2度続けて、6アンダー。
9アンダーの「63」を出した初日に続く単独首位獲りで、今季3勝目に王手をかけた。
最終日最終組はもちろん、成績順に組まれる決勝ラウンドで、同学年の蟬川泰果(せみかわ・たいが)と当たるのは初めて。
地元加東市出身の蟬川に大応援団がつくことが予測されるが、「いや、楽しみです」と、即答。
「本当に最後までいい勝負をして盛り上げられたら」と、歓迎する。
「今は調子がいいだけに、今日もたくさん練習して自信をつけていきたいと思います」と、プレー後もまた颯爽と練習場に向かった。