1差の単独首位から出て、前半5つのバーディは、ほぼショットで獲ったもの。
2番でピンの根元を刺すと、3番パー3でティショットをピン奥約3メートルに乗せて連続バーディを奪った。
さらに7番の3連続バーディで、大会最多タイの23アンダーに到達し、序盤で6打差の独走態勢を築いた。
9番で、2打目を奥のラフに打ち込む連続ボギーや14番ではティショットを左の傾斜に飛ばして、フェアウェイに出すだけの窮地もあったが「最後まで集中力が保てた」と、冷静だった。
終盤に南アのノリスが1打差に迫る場面もあったが「今週は状態が凄く良くて、最後まで自分を信じることができました」と、ピンそばイーグルを奪った15番で、再び通算23アンダー。
「あれがきょう勝てた要因かな」と、振り返る渾身の一打で体勢を立て直すと、最後18番も2打目を手堅くピン奥において2パットのバーディ締め。
2位と3差の通算24アンダーは、2003年大会の片山晋呉を1打しのいで、大会最多アンダーを更新だ。
「大変光栄ですし、また来年自分のスコアを抜けるように頑張りたい」と、さっそく自分越えを掲げた。
賞金2400万円を加算し、9月の「パナソニックオープン」以来4大会ぶりに賞金1位に返り咲いたが「まだ残り試合もある。賞金王を目指していいプレーを続けていきたい」と、浮かれない。最新の賞金ランキング