男子部の次期キャプテン鈴木隆太さんによると3月の卒業時に、
中島啓太(なかじま・けいた)から特に贈られた言葉はなかったという。
「背中を見て・・・って、感じですね」とは、しっかり者の次期女子部キャプテン大竹麻琴さん。
大竹さんによると、主将時代の中島は、リーダーとして統率するというよりも、「私たちと同じ目線で一緒にわいわい楽しくやってくれる人。後輩みんなに平等に優しく接してくれて、一緒に野球をしたり、スポーツしたり、ゴハンにつれていってくれたり・・・」。
ちなみにメニューは、もちろん「焼き肉です」だそうです。
先週の「カシオワールドオープン」での賞金王決定の瞬間は、各自それぞれテレビやスコア速報で確認したそうだが、誰も驚いたりはしなかった。
「ケイタさんなら当然ですね、という感じ」と、鈴木さん。
大竹さんも、「最後イーグルで決めてくるところがケイタさんらしいなあ・・・」と、ただただ納得したそうだ。
誰もがひれ伏すほど強いのに、普段の中島は後輩たちさえ感じるほどの弟キャラ。
「末っ子ですよね~」とこのときばかりは鈴木さん、大竹さんだけでなく、一緒に応援に来ていたチームメイトの大和久高志さん、翁長咲弥さんも一斉にウンウンと頷いた。
「ケイタさんはお姉さん2人の末っ子なんで・・・。少年みたい。プレーは凄くカッコイイけどギャップが凄いんです」(大竹さん)。
4人とも、プロを目指しているという。
「ケイタさんみたいなプロゴルファーになります」と、先輩の勇姿を未来の自分と重ねた。
残念ながら、後輩たちが見守る前で1差の2位に終わった。
賞金王として、有終の美を飾れなかったが、諦めない姿は見せた。
「ケイタさんは最後まで頑張っていた」と、先輩に惜しみない賛辞を贈ってくれた現役生のみなさん。
きょうは最後まで、熱い応援、ありがとうございました。