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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2023

2人目のキング輩出。中島の母校・日体大の現役生が先輩の最後の1日を応援

日本体育大学出身者の戴冠は、2001年と2003年の伊澤利光以来、2人目の快挙だ。

偉大な先輩の今年最後の1日を、現役3年生4人が大学の名前入りのビッグタオルを応援幕代わりにして応援に来ていた。



男子部の次期キャプテン鈴木隆太さんによると3月の卒業時に、中島啓太(なかじま・けいた)から特に贈られた言葉はなかったという。
「背中を見て・・・って、感じですね」とは、しっかり者の次期女子部キャプテン大竹麻琴さん。

大竹さんによると、主将時代の中島は、リーダーとして統率するというよりも、「私たちと同じ目線で一緒にわいわい楽しくやってくれる人。後輩みんなに平等に優しく接してくれて、一緒に野球をしたり、スポーツしたり、ゴハンにつれていってくれたり・・・」。

ちなみにメニューは、もちろん「焼き肉です」だそうです。

先週の「カシオワールドオープン」での賞金王決定の瞬間は、各自それぞれテレビやスコア速報で確認したそうだが、誰も驚いたりはしなかった。
「ケイタさんなら当然ですね、という感じ」と、鈴木さん。
大竹さんも、「最後イーグルで決めてくるところがケイタさんらしいなあ・・・」と、ただただ納得したそうだ。

誰もがひれ伏すほど強いのに、普段の中島は後輩たちさえ感じるほどの弟キャラ。
「末っ子ですよね~」とこのときばかりは鈴木さん、大竹さんだけでなく、一緒に応援に来ていたチームメイトの大和久高志さん、翁長咲弥さんも一斉にウンウンと頷いた。

「ケイタさんはお姉さん2人の末っ子なんで・・・。少年みたい。プレーは凄くカッコイイけどギャップが凄いんです」(大竹さん)。

4人とも、プロを目指しているという。
「ケイタさんみたいなプロゴルファーになります」と、先輩の勇姿を未来の自分と重ねた。

残念ながら、後輩たちが見守る前で1差の2位に終わった。
賞金王として、有終の美を飾れなかったが、諦めない姿は見せた。

「ケイタさんは最後まで頑張っていた」と、先輩に惜しみない賛辞を贈ってくれた現役生のみなさん。
きょうは最後まで、熱い応援、ありがとうございました。

※冒頭、日本体育大学の「日」が抜けておりました。日体大の関係者のみなさま、大変申し訳ございませんでした。