北海道・十勝の音更町(おとふけちょう)出身。
22歳は、これがプロ初試合。
鳥海颯太(とりうみ・そうた)は「凄く楽しかった。めちゃワクワクした。スタートで名前を呼ばれたときは凄く嬉しかった」と、デビュー戦を満喫してきた。
2020年にプロ転向し、昨年のPGA資格認定プロテストに合格したが、ツアー資格を得るQTは、コロナ禍の特別開催から数えて3度の挑戦で昨年はサード敗退。
まだメンバー資格はないが、今年5月の北海道プロ選手権で優勝。本大会は、本戦出場をかけた予選会マンデートーナメントに挑戦すること5回以上。
でも、通過経験もまだなく、今年は推薦で、初出場チャンスをいただけることになった。
輪厚は、ジュニア期からプレーし、コース主催のジュニア大会で小6から中3まで、4連覇を達成しており「好きなコース」と、得意を自負する。
コース改造や、この夏の天候の影響など「以前のイメージと違う」と、経年の変化を察知しながら、「自分のゴルフをそのまま素直に」。
バンカーからチップインバーディした10番パー4を皮切りに好発進した。
現在賞金1位を走る中島啓太(なかじま・けいた)と同じ2000年生まれ。
「ジュニアのころ一緒に回った同世代がもうみんなツアー優勝している。僕も乗っかって、頑張ろうと。刺激になっています」と、懸命に追いかけ中。
6歳からゴルフを始めたきっかけは、マスターズのテレビ観戦中。
ウッズのプレーを見て「これは面白い!」。
「じゃ~行くか?」と誘ってくれた祖父・祝男(のりお)さんは高2の春に他界してしまった。
「見せたかったな・・・」。
初出場の地元試合は、お爺ちゃんにとっても願ってもない大舞台だ。