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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2023

谷原秀人が「オレからオレ」の表彰式。大会会長が主催試合をプレーオフで制す

選手会主催大会では選手会長が、表彰式のプレゼンターをつとめる。
3回目の今年は「オレからオレ」。
セルフ授与式が実現した。

大会会長が、主催試合で通算18勝目を自ら飾り、優勝杯を手に取った

44歳。谷原秀人(たにはら・ひでと)がハタチの長野泰雅(ながの・たいが)を、プレーオフで破った。



1ホール目。
右林に入れて2打目は出すしかなかった長野に対し、谷原はフェアウェイからピン右距離ぴったりにつけて2パットで決着し、22歳の肩を叩いた。

最終日は、2打差の3位タイから出て2番からピンそばの3連続バーディ。
一気に首位をつかまえると、10番で2メートルを逃さず、12番では外からパターを握った長いパットも沈め、13番も外し頃を決めて連続バーディ。

鬼パットで長野と首位の奪いあい。

「まさか、この展開で勝てると思っていない」。

長野と、予選ラウンドで回った際も「万度、50ヤードは置いて行かれて本当に強敵だな、と」。


スタート前も、「プレザーとチャンピオンブレザーを渡す」と、年齢半分の若い選手に負ける気満々。


「それがまさかまさかの・・・」逆転優勝。
プレゼンターを選手会事務局長で大会実行委員長の宮里優作にきゅうきょ交代。

「いま本当に若い選手がどんどん活躍して、肩身が狭くなっているんですけど谷原秀人、今年45歳。これからもまだまだ頑張ります!」。
大会会長が「俺から俺」に絶賛エールを贈った。