昨秋の転向から数えて14試合目のプロ初優勝を飾った。
3打差を追いかけた最終日は、先週、2打負けの金谷拓実(かなや・たくみ)と3週連続の最終組で争い、スタートの1番イーグルから始めて6バーディ、1ボギーの「65」。
本戦最後の18番バーディで金谷と並んでプレーオフに突入し、2ホール目のピンそばバーディで、決着した。
抱き合った金谷の肩で、涙をこぼしながら「アマチュア時代から金谷さんの背中を見て成長してこられた。優勝できましたけど、まだ金谷さんには追いつけていない」。
ナショナルチーム時から、金谷の怖さも強さも見てきた。
「これからも、金谷さんの背中を見て頑張っていきたい」と、向上を誓った。
2週前の「ミズノオープン」では同学年の平田憲聖(ひらた・けんせい)にプレーオフ負け。
先週の「BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」では金谷に敗れた。
「早く優勝したいと思っていた」。
2週連続2位の悔しさを3週目に晴らした。
「同年代の選手が活躍する中でも自分のプレーができたことが今日の優勝つながりました」と、話した。
「挑戦するチャンスや使命を神様から与えられた人」=「チャレンジド」を冠する。
「この大会名のように、何事にも挑戦していける選手、ジュニアのお手本になれるアスリートを目指していきたいです」と語り、「最後まで諦めずにプレーできたのは、最後まで応援してくださったみなさんのおかげ」と、丁寧に頭を下げた。