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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2023

古川龍之介は悔しい敗戦。「また一からやり直します」

通算11アンダーの首位タイで最終日を迎えた古川龍之介。1番から3連続バーディを奪う最高のスタートを切り、一時は17アンダーまでスコアを伸ばし独走体制に入っていた。しかし、11番パー4でまさかのトリプルボギーを叩き、一気に潮目が変わった。

「スコアを伸ばすことはできていましたが、実はあのトリプルボギーの前から緊張した感じがあって。緊張というか、体がふわふわした感じで。悪い流れになったときに上手く対処することができませんでしたね。それはこれからの課題です。また一からやり直します」。

 

今週は契約コースでの開催だっただけに、いつも練習環境などの提供を受けている恩を優勝という形で返したかった思いがあった。また、それ以上に今季は出場できる試合が限られた立場なだけに、ここで勝つことがどれだけの可能性を広げるかは本人が一番理解していた。だからこそ勝ちたかったが、そう簡単ではなかった。

 

古川自身、トップに立ってから勝ちきることの難しさは十分に知っている。

「学生時代の日本アマでもトップに立ちながら負けた経験があります。また、同じ負け方を…。悔しいですけど、それを課題にまた頑張りたいと思います」。

勝ちきれなかった悔しさは十分に感じているだろうが、この負けを引きずることなく、更なる強さを身につけて欲しい。次こそは優勝に期待したい。