今季２勝目に向けて富村真治が最高のスタートを切った。

６バーディ、１ボギーの５アンダー66でラウンド。あぶなげない内容に声も弾んだ。

「今年はサスペンデッドが多いので慣れましたね。（笑）でも、上手く準備をして、リラックスと緊張をコントロールできているのかなと思います」。

チーム池田（勇太）の一員として、常に池田からは指摘を受けているとのことだが、それが富村の心技体の充実度の高さに繋がっていることは間違いない。

「先週も池田勇太、宮里美香の３人でプチ合宿のようなことをやって、いろんなことを共有して準備をしてきたので、ゴルフの状態はすごくいいと思います」。

今季は『太平洋クラブチャレンジ』で10年ぶりの優勝を飾っているが、その要因は完全なるデータ管理だ。

「１位を掴むために準備をして、賞金王を獲るためにゴルフをやっているので、勝ち続けなければ獲れないですし、２勝じゃダメだと思っています。どんどん勝ち続けなければならないと思っているので、開幕から変わらず１位を目指すことは何も変わらないですね。技術をしっかりデータ管理をしているんですが、池田からダメな部分を指摘されて、なぜそれが起きたのかを説明できないといけないんです。自分が勝つために何が必要なのかを細かく考えてくれているので、本当に感謝です」。

言葉の一つ一つに自信が満ち溢れている富村。伸ばし合いになることを予測して、明日も攻めのゴルフに徹するつもりだ。